車のシートベルトの主な構造
(1)ウェビング ウェビングは、ナイロンまたはポリエステルなどの合成繊維で織られた幅約50mm、厚さ約1.2mmのベルトで、用途に応じて織り方や熱処理を変えることで、シートベルトに必要な強度、伸び率などの特性を実現します。また、衝突時のエネルギーを吸収する部分でもあります。各国の規制では、シートベルトの性能に関する要求が異なります。
(2)ワインダーとは、乗員の着座位置、体型等に応じてシートベルトの長さを調節し、使用しないときにはウェビングを巻き取る装置である。
緊急ロック式リトラクター (ELR) と自動ロック式リトラクター (ALR)。
(3)固定機構 固定機構には、バックル、ロックタング、固定ピン、固定座などが含まれます。バックルとラッチはシートベルトの締め付けと締め外しを行う装置です。ウェビングの一端を本体に固定するものを固定プレート、本体の固定端を固定座、固定ボルトを固定ボルトと呼びます。ショルダーベルトの固定ピンの位置はシートベルトの装着利便性に大きな影響を与えるため、様々な体格の乗員に合うように、ショルダーベルトの位置を上下に調整できる調整可能な固定機構が一般的に使用されています。