冷却媒体流路の最適化
内燃機関の理想的な熱作動状態は、シリンダーヘッドの温度が低く、シリンダーの温度が比較的高い状態です。そのため、スプリットフロー冷却システム(IAI)が登場しており、サーモスタットの構造と設置位置が重要な役割を果たします。例えば、広く使用されている2つのサーモスタットを併用する設置構造では、2つのサーモスタットを同じ支持台に設置し、温度センサーを2つ目のサーモスタットに設置することで、冷却水流量の1/3をシリンダーブロックの冷却に、2/3をシリンダーヘッドの冷却に使用します。
サーモスタット検査
エンジンが冷間運転を開始した時、水タンクの給水室の入水管からまだ冷却水が流れ出ている場合は、サーモスタットのメインバルブが閉じられないことを示しています。エンジン冷却水の温度が70℃を超えており、水タンクの上部水室の入水管から冷却水が流れ出ていない場合は、サーモスタットのメインバルブが正常に開けられないことを示しているので、修理する必要があります。