州の判決
エンジンが冷間運転を開始した際に、水タンク給水室の入水管から冷却水がまだ流れ出ている場合は、サーモスタットのメインバルブが閉じられないことを示しています。エンジン冷却水温が70℃を超えているにもかかわらず、水タンク上部の入水室の入水管から冷却水が流れ出ていない場合は、サーモスタットのメインバルブが正常に開かないことを示していますので、修理が必要です。サーモスタットは、車両上で次のように確認できます。
エンジン始動後の点検:ラジエーターの給水キャップを開けます。ラジエーター内の冷却水位が一定であれば、サーモスタットが正常に作動していることを示します。そうでなければ、サーモスタットが異常に作動していることを示します。これは、水温が70℃未満のとき、サーモスタットの膨張シリンダが収縮状態にあり、メインバルブが閉じているためです。水温が80℃を超えると、膨張シリンダが膨張し、メインバルブが徐々に開き、ラジエーター内の循環水が流れ始めます。水温計が70℃未満を示しているときに、ラジエーター入口パイプに水が流れていて、水温が温かい場合は、サーモスタットのメインバルブがしっかりと閉じられておらず、冷却水の循環が早すぎることを示しています。
水温上昇後の点検:エンジン始動初期に水温が急上昇し、水温計が80度を示し、加熱速度が鈍化した場合は、サーモスタットが正常に作動していることを示しています。一方、水温が急上昇し、内圧が一定値に達した時点で沸騰水が突然溢れた場合は、メインバルブが固着し、突然開いた状態を示しています。
水温計が70℃~80℃を示している場合は、ラジエーターカバーとラジエータードレンスイッチを開き、手で水温を確かめてください。水温が高ければ、サーモスタットは正常に動作しています。ラジエーター入口の水温が低く、ラジエーター上部水室の入口パイプから水が全く出ていない、または水流が少ない場合は、サーモスタットのメインバルブが開かない状態です。
固着していたり、しっかりと閉まっていないサーモスタットは取り外して清掃または修理し、使用しないでください。