排気管断熱材
ブレーキとタービン本体に加え、排気管は車全体の中で最も高温になる部分と言えるでしょう。排気管断熱材の主な目的は、周囲の部品への温度影響を軽減し、一定の排気圧を維持することです。
断熱が必要な主な箇所
元のECUプログラムが通常運転であっても、メーカーの排気遮断対策が不十分であったり、著しく不十分であったりする場合が多々あります。
オイル温度、ギアボックスハウジング温度、吸気温度、ブレーキオイル温度など、パフォーマンスとエンジン寿命に影響するいくつかの重要なデータはすべて、近くの排気管の高温の影響を受けます。
高温環境下で長時間放置すると、エンジンルーム内のゴムホース、樹脂パイプ、樹脂部品、ワイヤースキンなどの部品の安定性が損なわれます。設計温度が高い車種や過酷な作業環境の車種では、乗降時や排気口付近に立つ際にふくらはぎや足が高温になり、不快感を覚えたり、火傷を負ったりする可能性があります。
主な部品は、排気マニホールド、タービン排気側、オイルパン、ギアボックス、排気管付近のディファレンシャルです。